Alice's Adventures in Wonderland & Through the Looking-Glass (Bantam Classics)
いとこが海外旅行の際に買ってきたという本書を、鮮やかな表紙のイラストに見せられて手にしました。パラパラとめくっているうちに挿し絵のすばらしさと独特なシュールなキャロル節に引き込まれ、ついつい読みふっけてしましました。「不思議の国のアリス」を読み返すのは小学校以来でしたが、とても懐かしく、また「鏡の国のアリス」は初めて読んだのですが、これもまた存分に楽しむことができました。いとこの本を借りて読みましたが、何だか手放すのが惜しくなり自分用に一冊購入することにしました。価格もリーズナブルですし平易な英語で書かれていますので、英語の原書にチャレンジしてみたいと思っている方は是非! 英語好きな中学生でも充分読めると思いますよ。
Alice's Adventures in Wonderland (Books of Wonder)
ルイス・キャロルによってこの世に生まれたアリス。
その約100年後に生まれ変わった「不思議の国のアリス」がこれ。
ジョン・テニエルのイラストは別格としても、このラルフ・ステッドマンとウォルト・ディズニーはアリスファンにとって、はずせないでしょう。
元気さと不気味さと独特のアイデア溢れる新しい不思議の国でのロングヘアーのアリスの冒険をあなたも体験してみませんか?
Art of Alice: Madness Returns
こちらの本はゲーム「Alice: The Madness Returns」のアートワーク本です。
大きなサイズ、ハードカバー、フルカラーと、文句なしに大満足の1冊でした。
ゲームの設定画ももちろんありますが、それよりも「世界観」の設定画、という印象です。
私は、日本のもの、海外のものに限らずホラー系は苦手で、スプラッタ、グロテスクな
ものなど言わずもがなに大の苦手です。
しかしこのアリスは、そういったものの醜さ、えげつなさ、おどろおどろしさなどより、
芸術的な美しさ、世界観の奥深さ、そういったものがとても素晴らしく、魅力的です。
B級映画にありがちなのグロテスクさを一切排除し、芸術性と品性でもって創り上げた、
といった感じです。
新作ゲームの方はまだプレイしていませんが、このアートワークを見て好奇心を揺さぶられました。
前作の方も、アートワーク本が欲しくなりますね(笑)
個人的にはゲームに登場するアリスのコスチューム、武器の初期フォルム〜強化フォルムまでの
設定画があったことがとても嬉しかったです。
じっくりとアリスの世界に浸れる1冊となっています。
ぜひどうぞ。
Alice's Adventures in Wonderland (Calla Editions)
大型本やハードカバーからのレヴューの転載がのせられてますので誤解される方もいらっしゃるかもしれませんので一言。アリスはいろいろなイラストレーターさんが挿絵を描かれているので、良さはそれぞれに有ります。一番代表的なのがテニエル氏の物ですが、テニエルものでも白黒でなくそれにカラー着色されたバージョンも出てるくらいですし、アーサー・ラッカムをはじめ他にもいろんな方々が挑戦されてます。コレクターとしてはなかなか大変。これはオーストリアの女流イラストレーターさんが挿絵を描かれたもので、その繊細なタッチが私はとても好きでお気に入りの一つです。