オジー降臨-God Bless Ozzy Osbourne 【日本語字幕・日本語解説書付】 [Blu-ray]
2012年リリース。偉大なるブラック・サバスでの栄光と挫折、ソロでの偉大な大復活劇、彼を絶望の淵に追いやったランディ・ローズの事故死、家族との離別、現在の妻シャロンに対する殺害未遂罪での投獄… 本当に何故未だこの世に彼が存在しているのかが益々理解できなくなる数々の伝説を彼の息子であるジャック・オズボーンが製作/企画を務め、“狂人”オジー・オズボーンのこれまでの人生と“クリーン化”に成功した現在の姿を捉えたドキュメンタリー映画。サバスのメンバーや家族は勿論、ロバート・トゥルージロ、ヘンリー・ロリンズ、ジョン・フルシアンテ、トミー・リー、そしてポール・マッカートニー等、彼を慕い尊敬する人間たちからのコメントも必見。特典映像として、未公開映像や特別インタビューなども収録。
ザ・キング・イズ・ゴーン
93年発表のアルバムです。ベーシスト、プロデューサーとして既に超一流の名声を得ていたにもかかわらず、ソロアルバム等ではボーカル入りの曲が多かったりと、彼のベースを思う存分聴きたいというベースファンの期待にようやく答えてくれた初のリーダーアルバムといえると思います。他のレビュアーもご指摘されているように、完成度やアダルトさの点では、後のM2等に比べ劣りますが、その分、エネルギッシュさが感じられるサウンドになっており、ROCKのフィールドから入られる方にはこのアルバムが良いかもわかりません。マーカスのリーダーアルバムということで、参加メンバーも、ウェインショーター、デヴィッドサンボーン、トニーウィリアムス、ジョーサンプル、レニーホワイト、オマーハキム、そしてマイルスデイビス等々、豪華なものになっており、ここぞという所でニヤリとさせるプレイを披露しています。また、ジャコパストリアスのTEENTOWN等、他ミュージシャンの曲をマーカスなりにカバーしているのも聴き所でしょうか。邦題からマイルスへのトリビュートといわれることも多いアルバムですが、マイルスなき後の帝王は俺だと宣言したアルバムともいえると思います。