Lust
レイハラカミさんの曲は良い。
聴いていると落ち着くのだけど、それ以外にも聴きたくなる理由があるような気がした。
暗い部屋、寝る前の裸電球一つ点けた部屋でかけているととても心地よく眠れる。
ヘッドホンでじっくり聴きたくなる事もある。
このアルバムはいい曲が目白押しだ。
私が気にいった曲は次の4曲。
「4.grief & loss」
「5.owari no kisetsu」(ハラカミさんご自身が歌っています)
「7.come here go there」
「9.approach」
全てにコメントしていると長くなっちゃうので、その中でも私が特にいいなぁ、、と思った曲にだけコメントを寄せさせて頂くと…
「7.come here go there」
今までのハラカミさんの曲に無い雰囲気、とても綺麗な曲。
寝る前によくかけているかも…夢心地になれる曲です。
同じフレーズが繰り返されながらも、微妙に変化があり、飽きさせない。
転調する部分は本当に綺麗だと思った。
ハラカミさんの得意とするパンディレイがとことん聴けるのも大きな魅力。
「4.grief & loss」
7分半と長い曲だけど、何故だか聴いていても7分に感じない曲。
出だしからの奇妙なフレーズに始まって、でも実は全然奇妙じゃない、
不思議でとってもスリリングな曲だと思う。
曲中盤から終盤にかけての展開が本当に好きで、いつも一番初めにかけてしまう。
アルバム「レッド・カーブ」の「wrest」や「2 creams」に近い雰囲気。
この4曲が聴けただけでもこのアルバムは買ってよかったなー、と思えます。
特に「4.grief & loss」これは聴けば聴くほど味が出てくるスルメのような曲。一番好きです。
音楽で落ち着いた気分に浸りたい時にもピッタリなアルバムなので、是非聴いてみてください。
Red Curb
コレはオススメ!
2曲目のイントロはとってもナイーブでギターのアルペジオから。
メロディとリズムがループを繰り返しながら転調していくのが聴いていて心地よかった。
浮遊感があるメロディが心地良い。
ボーカルは入ってませんので注意してください。
系統としては、沖野修也さん(ジャズ・ボッサ系を得意とするDJ)とかが
好きな人ならコレは買って良いのでは?
わすれもの
何故この時期にこのような未発表音源を出したのか
それは良く分かりませんが、「わすれもの」という
タイトルが言い得て妙でおそらく深い意図もないのでしょう。
内容は決してクロニクル的に配置されているわけではなく
それは新しい作品として世に出したいというrei harakami氏の
意向によるものだと推測できます。
曲も最近のものがやはり音も綺麗で気持ちよく聴ける
ものになっていますが、かといって古い曲が悪いかというと
決してそんなことは無く当時のrei harakamiという
クリエーターの思考を読み解くことが出来るという点で
とても興味深いものになっています。
一度最近のオリジナルアルバムを聴いてから、このアルバムを
聴くと深みが増して良いかもしれません。