ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)
もうすごく発行ペースが遅いのは仕方ないとあきらめました。
でも読むたび続きが気になってしかたない。
これから話が大きく動いていきそう!なところでつづく…
もうこれ、一気に10巻くらいまとめ読みしたいです!
4巻で一つの山場を迎えたと思うんですが、そこからまた淡々とストーリーが進んでいる状態で
これからおこりそうな山場に期待感がもりあがってきます。
エウメネスの、狂気的で頭が良くてひょうきんで優しくて痛々しくてかっこいい
もう完璧なまでに魅力的なキャラクターにやられています。
内に秘めたる狂気をたまにかいま見せるところがたまりません。
そのくせ大口がはーっとあけて呆れたり笑ったりするんだよね。
表情の落差は岩明先生の特長ではあるけど
エウメネスにはこの絵がぴったり嵌ってると思いました。
七夕の国 1 (小学館文庫)
冒頭の時代設定は江戸時代。ある一寒村と大名との間で合戦が生じる。しかし、大名側の軍勢数千騎はわずか数人の村人の手によって敗走させられてしまう。彼らに秘められた神秘的な能力。
この能力にまつわる謎を主軸に、現代を舞台として物語は進行していく。
主人公は、その村の人間を遠い祖先として持つ、何の変哲も無い、大学生。平々凡々と暮らす主人公が徐々に、”能力”の秘密をめぐる事件に関わっていく。
古くから受け継がれる”血”による驚異的な能力、やがて明かされる謎。伝奇とSFの融合が見事で、どんどん内容に引き込まれていく。
傑作です。
ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)
1巻で途切れていた青年編が4巻でつながります。その続き。
あまり良好な関係じゃなく分かれた兄だった人との再会が印象的でした。
うらみつらみなどなく、感謝。まだ若いけれどもいろいろな経験をした人は器が大きい。
思い出めぐり、成り行きながらも敵討ちなど。育った街で過去を清算します。
アンティゴノスさんの正体がわかる描写はカッコイイ。
怪物が正体をあらわす。すごい!
後半からが彼の本当の人生のスタートでしょうか。
人から重用され、それにこたえる才能。
史実に沿うのでしたら決まっているのでしょうがとても楽しみです。
どんどん連載をがんばってほしいものです。
(前にアフタヌーン紙上でどう見ても鉛筆の下書きのコマが残る回を見ましたが!?)
ヘウレーカ (ジェッツコミックス)
私的に「よくワカンナイ」時代を、わかりやすくしてくれてありがとう。ギリシャ ローマ時代は華やかだったらしいので、もっと クラウディアの衣装も 華やかだったんだろうなあぁ…
追伸・「寄生獣」の作者とは知らなんだ。読んで見ようかなぁ…
雪の峠・剣の舞 (アフタヌーンKCデラックス)
関が原の合戦前後の日本を描いた中短編2本を収録.とくに「雪の峠」が素晴しいと感じた.これは,関が原後に常陸(現在の茨城)から出羽の国(現在の秋田県)に転封された大名・佐竹家のその後を描いており,戦国時代を挟んでの新しい世代と古い世代の葛藤の物語と言えるかもしれない.
藩の新しい府をどこに定めるかを巡り,若き家臣・渋江政光は,太平の世を見越して新時代に相応しい都市プランを示す.しかし彼の考えは,戦国時代の発想に固執する老臣たちに理解されない.成り行きから老臣らの筆頭となった梶原政景と,渋江らとの間の知略戦が,見物.
渋江政光のプラン「港町と城下町,機能の異なる町が,少し離れて2つ…」が,どう現在へと繋がってきたのか?都市計画という一見地味な話題であるのに,そのラストシーンにたいへん感動させられた.