二人で紡いだ物語 (中公文庫)
米沢富美子という優れた物理学者に焦点を当てると、この本は、すさまじく感動的な人生の記録である。多くの方のように私も、喪主挨拶や、学会で彼女が表わした夫への感謝の思いを涙なくして読み進むことはできなかった。しかしながら、この二人で紡いだはずの物語の中で、三人称で語られる「夫」米沢允晴の姿が、常に、米沢富美子の側でしか語られず、実態が浮かんでこないのである。最後にアルコールを浴びるように飲み肝臓がボロボロになって死んだ三人称「夫」米沢允晴氏の姿は、彼女の網膜と大脳を通してしかわからないのである。こんな一方通行の人生が二人で紡いだものといえるのであろうか。
本来鎮魂のものがたりであるものが、一方的な記述になっているところに彼女の終始一貫して感じられる強烈なプライドのあらわれるのであろう。
ふたりで紡いだ物語は本来自責の思いを込めてかたられねばならないのだが、彼女のプライドはそれを許さないのであろう。
そのプライドに支えられた人生なればこそ彼女のの現在をあらしめたという意味において読むにあたいする本であった。
相棒シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」オリジナル・サウンドトラック
相棒初のスピンオフ映画で、サントラもかなり期待していました。
結果は、予想以上、まさに星5つです。
これまでの相棒音楽にはなかった曲調の、「驚愕の事実」、
「理事長」「腐った組織」は文字通り一筋縄では崩せない理事長の壁や、腐敗した組織、
「生きていない指紋」はついに決定的な証拠を発見し奮い立つ姿、
「真相究明」は証拠を次々と並べる姿が目に浮かびます。
全体的に同じ旋律を使ってるので、一つの交響曲を聴いてる感じです。
「青防協」、「手遅れになってから」は本シリーズでも使われたことがあります。
カツ婚! 恋に喝!篇 (ワイドKC)
本屋で立ち読みして、そのあともしっかり読み直したくて、
アマゾンで購入しました!
おもしろくて、また読み直してます。
目からウロコ、本編も巻数があるので、続編が楽しみです。
本編はしっかりと読んでなかったのですが、
アクション大魔王の頃からみると、新境地ですね。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 [DVD]
いやっ〜面白かった。「相棒」からの唯一のスピンオフ・シリーズだけはある。私の頭の中では、「米沢=六角精児」のイメージが出来上がっていて別人格とは思えず、これは「杉下右京=水谷豊」の重層感を上回る。本作は、米沢の元妻が絡む事件に、米沢が鑑識として「物証が全て」との姿勢で、被害者の元夫の刑事(荻原聖人)を「相棒」として取り組む様を描いたもの。荻原演ずる刑事の暴走振りが度を越しているが、ご愛嬌と言う事だろう。
刑事・鑑識の家庭環境及び官公庁の腐敗を背景にした作品だが、普段見られない米沢のスーツ姿、宅配ピザ配達員姿、一人部屋の様子等がふんだんに登場し、米沢ファンには堪えられない。小野田以外のレギューラー陣も顔を出し、余裕を持った演技で華を添えている。特に、監察官の大河内がジョークを飛ばすシーンには驚いた。ゲストも濃い俳優を揃えている。
米沢が一旦は特命係に頼ろうとするが、「これは俺のヤマ」と言って、「相棒」と共に敵に立ち向かう姿は凛々しい。そんな米沢にさりげなくヒントを出す杉下はニクイし、結末におけるそのヒントの使われ方も洒落ている。無条件に楽しめる映画だと思う。
米沢牛すき焼き肉 (A4パネル付目録景品セット)
忘年会で使用しましたが、パネルの出来もとてもよく、
発表時の盛り上がり、持ち帰る際にはお店においてこれるのでとても楽な運営ができました。
もっと早く使えばよかった…というくらい良い商品でした。
結婚式の二次会や、ビンゴの景品などなどにとてもよかったです。