デビュー40周年記念 水木一郎ベスト
アニメソングに知識のない人に、「この人の代表曲は?」と尋ねられると、数年前まで即答できなかったのが正直なところ。
『マジンガーZ』だって、リバイバルブームでやっと注目されたわけで(実際、歌唱力のインパクト少ないのよなぁ。雄叫びを初めて実行したのも『ガッチャマン』の子門だし)…
で、このCDも消化不良の感じがして仕方がない。 アニメソング・デビューの『原始少年リュウ』や、野球漫画の金字塔『侍ジャイアンツ』(版権の都合とは言わせんぞ)、
80年代初の特撮作品正主題歌を担当し、出演も果たした『時空戦士スピルバン』が収録されていないのも疑問が残る。
やっぱり、この人のベスト盤を作るなら、2枚組がちょうど良いのかな。
スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集II(宇宙円盤大戦争-グレンダイザー-大空魔竜ガイキング-ガ・キーン-ダンガードA-バラタック-ゲッターロボ號-コン・バトラーV-ボルテスV-ダイモス-ダイケンゴー-ダルタニアス-ゴッドシグマ)
ダンガードA・バラタック・ボルテスV等々、既発のCDに収録されていない曲でかつフルコーラス歌えるものを探していました。
70年代後半からテレビのOPやEDを一生懸命モノラルラジカセのテープに録って本当に擦れきれるぐらい聞きました。
(実際にテープが切れたものもありましたが・・。)
他の方のレビューにもありますが、当時はお金が無く買ってもらえなかったのでそうするしかなかったのです。
録音する時もラジカセの付属マイクで録っていましたので静かにしていなければならず色々苦労もしましたが、
良い思い出です。と同時に今は良い時代になったと思います。
CDの内容ですが、知らない曲もありますが目的の曲が手に入ったことで星5つです。
リマスターをしていると思いますが、古い曲なのにきれいに収録されています。
水木一郎さんや堀江美都子さんはアニメの歌を歌っているということで当時かなり苦労をされたと聞きました。
が、今ではやこの方面では知らない人はいないほどの有名になりました。
※最後に笑った者が勝ちですね(^^
ゴッドバード② (CR COMICS)
本作の舞台背景、主人公のバックボーンが紹介され、また各ロボット搭乗者たちについての復習もすんだ本巻から、ゴットバードのストーリーが展開し始めます。
全巻でちょっと登場のブラックライディーン、おねむのあの人はどうなるの、伏線も張りまくり、さてこの後どうなってしまうのか、今後が待ち遠しくてたまりませんね。
富士鷹ジュビロと長谷川裕一と茄子の花は、千に一つも無駄が無い。一つの伏線も見逃すな。この人は裏切らない。
もし可能なら、各ロボの主題歌と戦闘BGMを思い出して頭の中で鳴らせるようにしておくこと。BGMの無いバトルなどスクランダーのないZみたいなもの。ああ、アニメ化…はきっと無理だけど、せめて、ドラマCDとか…オリジナルサントラで。初回限定付録で付けるとか…無理かなあ…
ゴッドバード① (CR COMICS)
本書、「ゴッドバード」著者 長谷川裕一氏はコミカライズ作家としても名高く、オリジナル版以上に愛された「飛べ!イサミ」のような傑作も執筆しているが特に氏の活躍目覚しいのは「ロボットアニメ」のジャンルである、なにしろ「鉄人28号」「マジンガーZ」「ガンダム」という日本のロボットアニメの最重要作品群にコミカライズ作家としてかかわり、他にも「コンバトラーV」や「ダンクーガ」等、歴史に名を残す傑作郡にも健筆をふるった、
そんな氏の作品の特徴は幼げでいてエロテックな少年少女とあまりにも正統派で王道のストーリィ展開にある、本作「ゴッドバード」にもその氏の特色たる精力的なエロスが溢れ、かつて子供としてロボットアニメを見ていた35年前の男の子達の妄想をそのまま描き出したような荒削りな画面には氏の内的宇宙の爆発を感じる、荒々しさは氏の魅力であると共に欠点でもあり、本作も漫画作品であると共に夢の絵コンテでもある、ロボットアニメ世代の妄想は本書を読む事によつて満足するのではなく、更なる展開を求めてしまう、いわゆる生殺し状態に陥る。
本作のヒロインたる少女とその友人達の描写には「プリキュア」シリーズの影響が色濃く、プリキュアの成人視聴層がかつてのロボットアニメ世代と重なることとあいまって、「この世代がアニメに何を求めているかの示唆」であるようにも取れる。
なんにしろこの「モヤッとした感情」を満足させる為には長谷川氏の一連の作品を原典の声優たちが存命のうちに、(残念ながら市川氏はじめ、他界された方々もいらっしゃるが、、、)アニメ化する以外に無い、業界の方々はいつまでも長谷川氏をロボットアニメ世代の男の子達の妄想の具現化のはけ口のような使い方に終始せず、本気でクリエイターとしての彼の資質を信じてアニメーション展開を目指すべきである。
本作を過去への執着の生み出した物という認識から、今を、そして未来を再び切り開く「スーパーロボット」の希望の力の体現作であるという認識に改めることが出来たなら、出版界、アニメ界に新たな風を送り込むことが出来るのだ。
ミッチの独言倶楽部2009 (DVD付)
デビュー40周年を迎えた堀江さんの2009年最後を締め括るCD&DVDです。
「ミッチの独言倶楽部」は以前DJを勤めた彼女のラジオ番組のタイトルです。
当時はエッセイ集、LP版のアルバムが発売されている。今回はそのCD版とも言えるものである。
トークと歌の構成されて今回のトークはラジオと同時進行で発売されラジオの雰囲気を
醸し出すLP版とは少し趣を異にし、現在の彼女が歌に関する思い出、歌への想い、歌う姿勢を語る
と言った感じの内容になっている。ほぼ同時録音のスタイルで録音されたという弦楽四重奏による
新録音の歌は必聴。やはり歌のうまさが光っている。
同梱のDVDは'82年'83年に行われたオリジナル曲中心のコンサートを収録したビデオのDVD化である。
堀江さんが40周年を迎えられたのは原点であるアニメソングを大切にされ、プロのアーティストとして
アニメソングを様々なパフォーマンスを通じて歌い続けて来られたからだと思います。
でも、彼女が40周年の時間の中で歌への情熱と心血を注いで来た歌は決してアニメソングだけではない。
20代の一時期、僅か6年という時間に凝縮されるオリジナル曲も彼女の歌ってきた歌として刻まれている。
全9枚のオリジナルアルバムとコンサート映像(今回のDVD)がその結晶と言えよう。
当時熱かったファンにとっては、40周年記念BOXのオリジナルアルバム完全CD化に引き続き
コンサートビデオのDVD化は正に願ったり叶ったりのクリスマスプレゼント&お年玉になったでしょう。
また、現在のファンの方には恐らく初めて知る(聴く)歌という方が多いかも知れませんが、
『もう一つの歌のあゆみ』の足跡を紹介するDVDとして楽しめるでしょう。
40周年記念BOXとこの『ミッチの独言倶楽部2009』によって、オリジナル曲も“正式な歌のあゆみ”に
加わったようで大変嬉しく思ってます。それと同時に今後も様々なパフォーマンスを通じてアニメソングを
歌い続けられる堀江さんの更なるご活躍を期待してます。