イーライと13番目の懺悔(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】
68年発表のセカンド。
90年代に発売された旧盤を所有していましたが、紙ジャケ/リマスターということで、同時発売の4枚全部を買い直しました。
音は格段に迫力がまし、以前はあまり聞き取れなかったバックの楽器もよく分離し、あらためて名作に命が吹き込まれた感じです。
付属のブックレットも豪華で、トランペットを持ったマイルス・デイビスとのツーショットが貴重です。1曲目の「ラッキー」が録音された68/2/15、マイルスはクインテット+ジョージ・ベンソンで、「サンクチュアリ」を録音しています。
…それにしても、当時二十歳そこそこのイタリヤ系ユダヤ人の女の子が、どうして「ラッキー」のようなDEEPな楽曲をモノにできたんでしょうか。信じられません。
「ロンリー・ウーマン」の冒頭のSAXもいい味出しています。ズート・シムズがプレイしているということを今回初めて知りました。ちなみに、その前の曲のフルートは、ジョー・ファレルとのこと。
ジャケットのローラのポートレートも最高で、一時期、スキャナーで取り込み、拡大印刷して机に飾っていたこともあります。
ボーナスはデモが3曲。
厚紙によるしっかりとした造りで、価格も安く、良心的で丁寧なリイシュー作業と思います。他社も見習って欲しい。
ちなみに、今回同時発売の4枚を総て買って応募すると、「ニューヨーク・テンダベリー」の別紙ジャケが全員に送られてきます。(もう私の手元には届きました!)3月末日までだそうなので、ファンは全部そろえた方が、後で後悔しなくて済みますよ!!
ファースト・ソングス(紙ジャケット仕様)
私がローラ・ニーロを知ったのは、海外ドラマ「アリー・マイ・ラブ」でした。すごく感動的なシーンで聖歌隊が歌った曲がすごく気になって、調べたらローラの歌でした。もちろん本人が歌っている方が断然良かった!古いアルバムですが、その当時売れなかったのが信じられないくらい良いアルバムです。今でもCDショップで並んでる他のアーティストのCD紹介で"ローラのような・・・"と書かれている程、神様的な存在です。
Original Album Classics
故ローラ・ニーロは、同時期のキャロル・キングやジョニ・ミッチェルと比べてずっと都会的で洗練された雰囲気を持ち、歌が抜群に上手くしかも美形です。音楽的にはかなりソウルフルな面を持ち合わせています。
高音域を多用する歌声は憂いたっぷりですがパワフルでもあり、裏声にはまったくうっとりさせられてしまいます。
本盤は音質に問題はなく、Disk1,2,4にはボーナストラックが入っている。5枚のジャケットを並べて眺めるのも一興でしょう。