冷静と情熱のあいだ(通常版) [DVD]
ストーリー的にはありきたりだけど、素敵な恋愛ストーリー。
一人の人をずっと想い続け、偶然を装い出会ったり別れたりする。
でも二人の本心はお互いにある。冷静に装う二人。しかし
情熱を秘めている。その駆け引きの背景には、死や泥臭い内容も。
ちょっと出来すぎで引っぱりすぎな部分もあるけど、イタリアの
風景と竹野内・ケリーチャンの二人の絵がよくマッチしている。
冷静と情熱のあいだ―Rosso(韓国本)
すれ違ったまま別れてしまった愛に、しかし終止符は打たれていなかった。世紀を越えた約束のその日に向けて、儚い夢と知りながらふたりはそれぞれの場所で動きはじめる。脈々と続く、人の愛を、芸術という足跡で見守り続けた歴史の国イタリアをメイン舞台に、まだあきらめて生きることはできない二人の心の揺れを描いたドラマ。”Rosso”では、過去に目を瞑り、もう傷つくことはない快適な生活に身を委ねているあおいの葛藤が描かれている。降りかかってくる過去からの気配をあおいは頑なに拒もうとするのだが…。時代を代表する二作家の感性が織りなす実験的コラボレーション。江國氏の、描きすぎない抑えた描写が、傷ついた人あおいの心の堰を見事に表現していると思う。
間宮兄弟 スペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD]
鬱陶しいくらい仲の良い兄弟を演じている二人は…なかなか演技に味があり、
へぇーと驚いた。
特に塚地さん、役者でもいけるんじゃないの?と思わせるくらいの存在感あり。
大笑い!という作品ではないけれど、
見ていてほのぼのとさせられ、にやにやしてしまう作品だ。
30過ぎてこういう関係は正直なところ「気持ち悪い」はずなのに、
なんだか許せてしまう。
こういった微妙なニュアンスは、邦画でしか出せないような気もする。
といって、何かすごく面白い点があったかといえば、そうでもない。
なんてことない作品、という言葉がピッタリかもしれないけれど、
雰囲気はとても良い。
Twinkle Twinkle
あまりにも有名な、江国香織の小説「きらきらひかる」の英語版。
透明感のある彼女の文体が、英語でどのように翻訳されているのか
読んでみる価値は絶対にあり。
ただ・・・表紙(カバーを取るとますます)がちょっと・・・
あまりにもストーリーに合っていなくてビックリ。
もう少しなんとかならなかったのかなァ(苦笑)その点で
星ひとつ欠いて4つの評価。