機動戦士ガンダムUC(2) ユニコーンの日(下) (角川スニーカー文庫)
いよいよ新生ガンダムユニコーンの登場で物語は大きく動きます。
二巻目に入りキャラクターにも深みが出てきておりますね。
ガンダムとの出会いを含めて、やはりガンダムシリーズのお約束ですね。
でもまたそれが良い。
悪く言えばワンパターンのガンダムとの出会いがあり、戦闘に巻き込まれて行く。
でも今回ほど初戦でレベルの高い敵と戦ったケースはないのでは?
いきなり強化人間?ファンネル?ニュータイプとは言え、戦えますかね?
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単純に見て面白く、又久々に時間を感じない日本映画でした。戦艦がかっこいい。映像がきれい。役者がいい演技してる。とにかくメッセージとか時代考証とか戦争映画とか細かく考えず単の映画とすればとにかくよかった。
機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日(上) (角川スニーカー文庫)
私はアニメ版からUCの世界に入った者です。(ちなみにガンダムはもう見てないシリーズの方が少ないといった、わりとコアなガンダムファンであります。)
UCといえば1stガンダムから始まり逆襲のシャアと続く正統な宇宙世紀を継承する話、この点がまずなにいよりでかい。アムロ、シャアのいた世界の続きが一体どのような結末を迎えるのかと・・・
アニメ1巻の出来というのは本当に素晴らしくて、もうどっぷりUCの世界にはまってしまいました。 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 1 [Blu-ray]
最新のアニメ技術、そして往年の優秀なガンダムスタッフ(カトキハジメ、安彦良和など)が結集し、原作者と密に打ち合わせながらの作業によって、昔ながらのコアなガンダムファンも、新しい世代のガンダムファンも、それからもしかしたらガンダム初体験の人にも十分通じるよう納得の仕上がりで、新世紀のガンダムにふさわしい物になっていたと思います。(他の方の評価もかなり高いですね)
でそんなアニメは、現在、3巻まで進んでおり、4巻の発売が12月らしいと・・
自分は、原作はアニメを観てからにしようと思っていたのですが、このアニメのペースにもう我慢が出来なくなり、ついに原作を読み始めてしまった、という訳です。
で小説1巻。
これはアニメでいうと1巻のカーディアス・ビストと「袖付き」ジンネマンとの会談の前あたりまでを描いています。
さすが小説版は尺が長いだけに、細かい設定までたっぷりと話を描いているとなという感じ。ただ1巻だけに関していえば、アニメの編修の妙を感じますね。
福井晴敏さんの作品に関してははこれが初めてなのですが、正直、今のところその文章のタッチはそんなにピンとこないという感じかな・・(完全に個人的な感想です。)
特徴として、話の途中、頻繁に宇宙的な物理現象などを補足説明する文章が挿入されます。良い点は、これにより、今まで、特にアニメなどではあまり考えるに至らず、当たり前のように見てしまっていた宇宙空間というものの過酷さ。ノーマルスーツなしだと、一瞬にして血が蒸発して死に至ってしまう、とか、宇宙空間から重力圏内に急に入った場合全身の血が下に引きずられるような感覚に見舞わられる、など、この辺がまさに小説という媒体だからこそ出来る表現によってに非常にリアルに感じられます。バナージら登場人物たちが、こんな過酷な世界で戦っているのか、そのリアルな感覚というのは今までのガンダム世界ではあまり感じる事がなかった事で、そういう意味で、このUCの小説は、福井晴敏は、非常にリアルでシビアなガンダムの独自の世界観を構築したといえるのではないでしょうか。
がその反面、なんか説明がましいというか、テンポの悪さを感じてしまうこともあるのですが・・
まあ、しかし、1巻を読んでみての感触は、なかなか良いといった感じなので、
まだまだ先は長いですがこれから続きを読んでいこうかと思います。
ちなみに、小説版、表紙やサイズの違いなど、3バージョンぐらいあって、けっこうどれを買おうか迷うんですよね。
一番最初に出たのが、この安彦さんイラストによる角川コミックス・エース版。
これの良い所は、なにより安彦氏の表紙イラスト、そして挿絵が入ること!ただサイズが若干でかい・・
一方他2バージョン(角川スニーカー文庫版、角川文庫版)は、文庫サイズでよいのだけど、安彦氏のイラストがないと・・・
機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日(上) (角川スニーカー文庫)
ユニコーンの日(上) 機動戦士ガンダムUC(1) (角川文庫)
特に角川文庫版は、一見、ガンダム?という表紙のイラストがなかなかかっこよくてかなり惹かれたのですが、結局安彦氏のイラストははずせないだろうという事で、コミックエース版にしました。
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ここのレビューでも評判が悪いようだが、あまり期待せずに観ると
それなりに楽しめる。戦闘のCGは良くできていて迫力があるし、
香椎由宇の超能力少女というありえない設定も結構好きだ。
妻夫木聡の優しい軍人さんもいい。
しかしこれらの「良さ」は、ストーリーの支離滅裂さ、人間関係の描写の
粗さ等、映画の基本的な部分の悪さを全て棚上げにした上での話だが。
震災後
「福島原発」、「ただちに健康に影響が出るものではない」、「ポポポポーン」、「なでしこジャパン」
など、つい数ヶ月前まで日常で聞いていた言葉が出てくる通り、この物語に出てくる人は今の自分達がいる現実と変わりません。
自分も被災したということもあり、今の震災後の暗い先行きもとても共感して読んでいました。
いまだ滞っている被災地の復興。これから先何十年も残り続ける放射能。食品の安全。にも関わらず動かない政府。
東日本大震災が残した絶望はとても大きいものです。
震災以降、何かがおかしくなってしまった。あの頃には戻れない。
だからこそ、未来を考える時だと、この本を通して感じました。