パリよ、こんにちは
林真理子、椎名誠、唯川恵ら6人の作家がパリをテーマにつづった短編集。
ふだん、人気作家の短編を集めたこういう本はあんまり読まないのだけれど、わたしはわりとミーハーなので、「パリ」という言葉の響きに特別なものを感じてしまい。
少し旅情にひたりたかったのと、最近あまり小説を読んでいないので、軽く読める短編集が欲しかったのと。ところどころに挟み込まれたモノクロームの写真もすてきだったのと。
そんなこんなで、手に取ったのです。
特に林真理子はあんまり好きじゃないはずなのに、やっぱりいちばん上手くて、どんどん読まされてしまった。
現代を生きる女性の心の機微を描かせたら、日本でこのひとの右に出る作家はそういないでしょう。
パリという街は、伝統を残しているのにどこか刹那的で、華やかなのに影が濃くて、だから世界中の人びとの憧れを誘うのでしょう。
雨が降った日曜の午後なんかに、少しレトロな感じの喫茶店の隅っこに陣取って、カフェドクレームなぞすすりながら読みすすめるのにぴったりの読みものです。
GUNDAM-SINGLES HISTORY-2
様々な曲調を楽しめて、しかも逸品揃いというのが、このCDの素晴らしいところ。
「遠い記憶」で涙するも良し。
「STAND UP TO THE VICTORY」で盛り上がるも良し。
「勝利者達の挽歌」で燃えるも良し。
「ETERNAL WIND」に酔いしれるも良し。
「永遠にアムロ」を懐かしむも良し。
その時々の気分にはまる曲が、必ず1つ入っています。
「逆襲のシャア」「0083」からの出典が無いのが残念で星4つにしましたが、曲のグレードは文句無しの星5つです。
短編復活 (集英社文庫)
創刊15周年を迎える「小説すばる」に掲載された短編から選りすぐった短編集。
赤川次郎、浅田次郎、綾辻行人、伊集院静、北方謙三、椎名誠、篠田節子、志水辰夫、清水義範、高橋克彦、坂東眞砂子、東野圭吾、宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵、という売れっ子作家のオールスター。こんな豪華な短編集は珍しいので思わず買ってしまった。さすがにどれも面白く外れなし。その作家さんが書きそうな、「いかにも」と言った短編ばかり選んでいる所も楽しめる。あまり小説を読まない人も、これを読めば気になる作風の作家さんが見つかるに違いない。もちろん短編小説好きの方は必読書かと。
LOVELY POPS【Blu-spec CD(TM)】
聖子ちゃんの「ピンクのモーツァルト」から心ウキウキ。
どの曲も、色でいうならみんなピンク。アイドルしてるなーって感じ。
初々しいヴォーカルと、シャカシャカ軽い音がたまらんです。
わりとノリノリな曲調が多いんだけど、
安田成美の「風の谷のナウシカ」から菊池桃子の「卒業」の流れは、
ある意味破壊力あり。
それにしてもアイドルソングは名曲多いなー。
さむい冬に春を待ちながら聴きたいラブリーポップ集。
即刻カラオケ行きたくなります!
大映テレビ主題歌コレクション~TBS編~
「不良少女とよばれて」や「ポニーテールはふり向かない」など,大映テレビ少女シリーズは,ビデオ化されていません。それだけに,主題歌がぞんぶんに聞けるこのCDはとても貴重です。ドラマの解説も歌詞カードにのってます。
解説をみながら主題歌を聴くと,1980年代が,よみがえってきます。
私も若かったなあ・・・。なんてね。