アズールとアスマール [DVD]
今年の夏映画館で観ました。
CGなのにまるで上質な絵本のよう。わかりやすい展開ながら奥が深く、
その世界に心地よくひきこまれる作品です。
色彩がすごく豊かでキレイ!
日本バージョンに音声が変えられていて、
フランス語のところは日本語吹き替えに、アラビア語のところは
吹き替えなしのオリジナル音声で字幕もなし。
その演出もすごく効果的で、主人公と同じ異国感を味わえます。
大人も子供も楽しめると思いマス。
キリクと魔女 [DVD]
含蓄のある話と、平面的な構成で様式化された絵の「動く絵本」のような本作は、内容的には良作と思います。しかし、アニメーション作品として観ると、その「動く絵本」以上の魅力が感じられません。アニメ本来の絵が動く面白さというものが欠けているように思われます。また状況説明の台詞が多いのも不満を感じさせます。実写でもアニメでも、それは画で表現をするべきです。
絵本も発売されているようですが、この作品を内容の良さを理解するのには、受動的な視聴ではなく、能動的な読書の方が適しているように思います。
キリクと魔女 [DVD]
この映画、ノーマークだったんですけど見事にやられました。
なにげなしに見たんですけど、ほんとに面白い。
まさにフランス版一寸法師とでも言うべきでしょうか。
キリクはほんとに強くて賢い赤ん坊だ。
とにかく走 る の早っっ!!! 爆笑してしまいました。笑
走る姿が可愛いのなんの。 そんでもって小さすぎ!!笑
おじさんの頭に乗って移動したり、最高です。
それと・・魔女カラバの手下の小鬼達弱すぎです!!笑
ウィーンウィーンってスライドしながらの独特な歩き方も最高です。
魔女の手下なのにロボットっぽくしたのも良いですね。
このアニメ、ほんとにセンス良すぎです。
なんともいえない魅力ありすぎです。キリクが勝つと皆踊る。(笑)
見事にツボにはまりました。
特筆すべき点(感動するとことか、考えさせられる点etc)はもっと他に
あると思いますが、とにかく私はこういう所がツボにはまりました。
美しい影絵アニメーション。フランス語の心地よい響き。
そしてこのなんともいえないオモシロさ。
間違いなくDVDコレクションに加えたい作品です☆
<原作本> キリクと魔女
キリクは大人も楽しめる、また、考えさせられる素敵なお話です。
子供の物語で魔女が出てくる、というとほとんどが勧善懲悪ですが、このお話はそうではなく、「悪はなぜ起こるのか」ということがテーマの一つになっています。最後は驚く展開で、深く考えさせられました。小さなキリクが、母や大切な人に暖かく包まれる体験をしつつ、いろんなことに果敢に挑戦していく姿も成長がすばらしく描かれていると思います。
子供たちも、キリクに自分を投影しながら、楽しんでくれることと思います。
そうそう、デザインも洗練されていて、とても美しい。映画と合わせ、ぜひお薦めしたいです。
キリクと魔女【日本語吹替版】 [VHS]
黒を基調としたバックに鮮やかに浮かび上がる花や動物たち。体をくねらせて踊る子供たちの不思議な動き。ユッスー・ンドゥールの音楽に乗って展開される神話的な物語。どれをとっても日本のアニメとは一味違います。夜の暗さ、魔力への恐れなど、神秘的な「闇」を感じさせられます。
三歳から十三歳の子供と一緒に見ましたが、怖がりつつもひきつけられ、まさに「魅入られる」といった感じで見ていました。小さい子はキリクたちのコミカルな動きに大喜び。大きい子になると異界の魅力を感じたようです。もちろん大人が見ても、面白いです。
スタジオジブリということでトトロやラピュタのようなものを期待すると、ちょっと怖いかもしれません。アフリカンやアジアンの世界が好きな人には絶対にお勧めです。