Lonely Planet Japan (Country Guide)
国内の旅先で本書を片手に旅行している外国人の旅行客を何人も見かけました。
本書の良い点を挙げると、
1.日本中の観光地が幅広く紹介されいている。一冊で国内すべてが紹介されている日本語のガイドブックは少ないのでは?
2.使われている英語が平易。リーディングの教科書としては、高価かもしれませんが、もともとの英語がやさしいですし、日本の地理など背景知識と併せて読めば理解がいっそう容易です。海外旅行を考える方は、英語で情報を入手できたほうが便利ですので、小手調べにいかがでしょうか。
一方、ガイドブックとしてみた場合、私には以下のような欠点があるかと思います。
1.写真が少ない。国内旅行でどこに行こうかと本書をぱらぱらとめくりますが、写真が無いので、いまひとつイメージが沸きません。(それが良いという人もいるかもしれませんが)
2.マイナーな拠点は地図が無い。仕方ないかもしれませんが。
3.安売り情報は他で探したほうが良い。(仕方ないことですが)ホテルや交通機関のキャンペーンなど安いチケットなどの情報はインターネットなど、日本語情報を探したほうが良いです。
唐招提寺 (別冊宝島 1685 ノンフィクション)
以前テレビで放映された、特別番組をベースにしたものです。この度の10年にわたる解体修理の過程がよく分かるだけでなく、三尊はどこからきたのか、鴟尾の謎、古代木からの建立年代測定などの内容を平成の大改修を通して紹介しています。写真が沢山掲載されており、興味深いものがあります。本書を一読してから、唐招提寺を訪れれば、また変わった視点から見学できるかと思います。
唐招提寺1200年の謎 天平を駆けぬけた男と女たち [DVD]
唐招提寺を建立する為に鑑真とその弟子が苦闘していく姿を描いた
ドラマ仕立てのドキュメンタリー。
鑑真といえば、教科書にも出てくる中国の高僧。
だが、日本にたどり着いた後の事は意外と知られていない。
日本の格付けとして鑑真の高名は利用された後
放置に等しい扱いを受け、その活動は困難かつ悲惨を極める。
愚かな日本の政治家の政局に翻弄されながらも、
必死に仏の教えを広める為に戦い抜き、弟子如宝に後事を託す。
ドキュメンタリーとドラマが交互に繰り返す構成になっており
「お、ドラマが盛り上がってきた〜」と思っている所で
脳天気なナレーションのドキュメンタリーが始まったりするので、少々きついw
とは言え、ドラマパートは素晴らしい出来です。
鑑真(中村嘉葎雄)の悟りきった捨て身。
その師の意を受け継ぎ 唐招提寺を建てるために情熱を傾ける如宝(中村獅堂)。
友、如宝の友情の為に出世を捨てて協力する仲麻呂の息子、藤原刷雄(山本耕史)。
国づくりの為に自らの巨悪を認識しても突き進む藤原仲麻呂(永島敏行)と
道鏡(魔裟斗)に惑う、孤独な孝謙=称徳天皇(南野洋子)。
映画の様な臨調感で素晴らしく、きちんとしたドラマでないのが勿体無かった!!
蒼き海の道
2001年東儀秀樹さん初のシングルです。この頃は一種独特の
大仰しさがあったと思います。だからか解らないけどこの曲はかなり
スケールの大きさがあります。最近ちょっとこぢんまりしてしまった
感じがするのでちょっと残念ですが。
バックの篠崎正嗣さんを中心とした篠崎ストリングス、この作品でもとても
よいサポートをしたと思います。