レインマン [DVD]
我が家の次女は、自閉症です。
とてもかわいい小学1年生の女の子なのですが、自閉度が強く、
妻も私も自宅での療育に疲れ、今は施設に預けています。
この映画は、だいぶ昔に予告編を見たきりでした。
次女が自閉症だと知ってから、インターネットで自閉症の情報を
調べていた際に、この映画のことを思い出し、DVDを購入し、
見ました。
自閉症児の父親である私が見ても、感動します。
本当に、障害児、自閉症児を持つ親は大変です。
出来れば育てたい。
一緒に生活したい。
育児放棄なんかではない。
でも、本当に難しいのです。
なかなか通じ合えないのです。
こちらが何度次女を呼んでも、振り向くことさえないのです。
もうすぐ、施設に預けてから、1年が経ちます。
施設での療育と、養護学校の方の親身の療育で、次女もだいぶ
成長を感じます。
全く出来なかったトイレにも行けるようになり、手づかみで、
偏食の激しかった食事も、スプーンを使い、出されたものは
ほとんど食べることが出来るようになりました。
先日は、施設を訪問し、家族でデニーズに行くことができ、
私も妻も感動しました。
これから次女は、ますます成長すると思います。
一方で、ますます普通の人との差も出てくると思います。
今はまだ小学校1年生なので、あまりまわりの人にも気付かれませんが、
いずれ目立つ日が来るでしょう。
でも、胸を張って、生きて生きたいと思います。
そして、早く、次女と一緒に暮らせる日が来て欲しいと、家族みんなで
願っています。
そんな勇気を与えてくれる、素晴らしい映画でした。
NHKおかあさんといっしょ メモリアルアルバム ~北風小僧の寒太郎/バナナのおやこ
NHKの「おかあさんといっしょ」で歌われた曲の中から、全曲福田和禾子作曲の曲のみ集めたアルバム。
昔聞いていたときは誰が作った曲かなんてことは全く意識していなかったけれど、こうして改めて見てみると、聞いたことがある曲ばかりで本当に驚いた。亡くなられた福田氏へのメッセージはブックレットの最後に、作詞をした井出隆夫氏のコメントがあるくらいで、余りにあっさりし過ぎているように思う。彼女のしたことを考えると、NHKはどれだけ感謝してもし足りないと思う。勿論、そうしたからといって何が変わるということでもないが、それにしても余りに認知されていないように思う。
今回、歌を歌っているのは当然のことながら「うたのおにいさん、おねえさん」たち(とキャラクター)たちだが、どうせなら、オリジナルの歌手であるとか、いつも「うたのおにいさん、おねえさん」たちばかりでなく、違うバージョンを収録しても面白いのでは、と思う。例えば、「赤鬼と青鬼のタンゴ」なら、尾藤イサオ氏が歌っているものなど。
レインマン [DVD]
☆十代の頃に家を飛び出したチャーリー(トム・クルーズ)は、以来がむしゃらに自分の力を誇示して生きてきたが、中古車商売に失敗して多額の借金を背負ってしまう。そんな時、父親が急逝。ところが一人息子のはずの彼が相続できるのは車一台と一本の薔薇の木だけで、300万ドルの財産すべて名前もきいた事のない人物に残されていた。その男レイモンド(ダスティン・ホフマン)は自閉病で、40数年間めホームで暮らしてきたチャーリーの兄だった。思いがけない事実を知ったショック以上に、チャーリーは何とかして遺産を手に入れようと彼を離れた自宅への旅に連れ出す。はじめて世間にふれるレイモンドと、その奇妙な言動に振り回されるチャーリー。道中を通して生まれていく2人の変化と兄弟の絆を描いて、アカデミー賞、監督賞、主演男優賞を受賞した。並外れて数字に強い記憶力を持ったレイモンドのエピソードの随所で実写する、努力家の天才名優D・ホフマンの入念なリサーチによる綿密な演技力な見物だ。あたたかい笑いをさそうユーモア感覚が、チャーリーの幼い頃の架空の友達だと思っていた【レインマン】の正体は兄だと気づいて涙に変わる、その切なる瞬間の感動が素晴らしい。T・クルーズが〈受け〉を学んだ作品としても心に残る。チャーリーの恋人役にヴァレリア・ゴリノ。監督は名匠バリー・レヴィンスン。それにしても、D・ホフマンは本当にウマイ!☆。