ネバーエンディング・ストーリー 第2章 [DVD]
最悪・・・ではないけどやっぱ他の三部作に漏れず「第一章」と比べると落ちる。
でも「一章」を観たならとりあえずは観るべき。自分的にはレンタルで十分、買う必要はないって感じ。
でもまぁこの値段だし大きな損ではない。
この手の映画が大好きとか「一章」が人生で最高って人はお得なのかな。
ネバーエンディング・ストーリー 第2章 [DVD]
この映画はファンタジーアクションファン向けとして違った視点で紹介してみようと思う。
ファンタジー映画というのはジムヘンソンのアニマトロニクス(ロボット人形)と小規模な舞台セットが基本である。
しかし前作ではブルーバック合成を使用した大空、
マットアートを使うことでの建造物の表現でファンタジー世界の地平を広げた。
今作の最大の売りはアンダーソンによる『ジオラマ』だ。
これによって前作では不可能だった『合成された背景での首の部分以外も飛ぶファルコン』
『遠くの絵ではない立体ファンタジー世界』の実現を可能とした。
SF映画スタッフ畑の最新SFXとファンタジーの融合、
これは前作のヒットがなければ予算を獲得できない事だったのだ。
影ながらこの映画が上げたファンタジームービーの基準はでかく、
それまでの小規模なセットでの表現は一掃されてしまった感がある。
(それはスターウォーズなどとの相乗効果も当然存在するであろう)
余談だがこの映画のシナリオは大ヒットゲーム『ファイナルファンタジー10』に酷似しているので、
ファンタジーゲームファンなどにもPS2でおすすめの一本だ。
ネバー・エンディング・ストーリー
リマールの歌う「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」をはじめ、ファルコンに乗って大空を自由に飛翔するかのような爽快感が心地よい「ネバーエンディング・ストーリー」のサウンドトラックです。
迫力のあるサウンドは、まるでアトレーユと一緒に旅をしているかのような気分にさせてくれます。聴いているうちに、私たちもファンタージェンの住人になれるかもしれません。
ネバーエンディング・ストーリー 第2章 [DVD]
前作が『なかった事』になっている作品。
やや『I』ファンに不評なのも、原作者が第一作を否定しているため。
こちらは原作の雰囲気にあわせた『おさなごころのファンタジー世界』になってる。
キャラクターが尺にあわせアレンジされてしまったけど、テンポがよく。
原作の、夢と現実を共生させ、現実(家族)の絆を取り戻す事で。
ファンタージェンへの道を繋げるラストシーンも、上手く家族向けにアレンジ。
1は自分だけの世界と感動を独占する内容だったため、
「2」の自分の世界を他人に開き、感動を他人と分け合う原作のテーマは
1とは対極になっている。(そこが1の世界を否定するため、1が好きだと痛い)
オリジナルの奪われた記憶と、家族の思い出が交互にフェードインする脚??。
最後に父親と再会する滝に飛び込むシーン以降は、原作最後の父の涙に通じる名場面。