ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ
経営学のテキストとして比較的読み易い文章構成だと思います。
個人的には、経済学の本と併せて熟読されるとより一層効果的かもしれません。
ただ、基本的にテキストの代用として活用することが前提なら自分が具体的に何を学びたいのか考えてから選択するべきです。
つまり、経営を体系的に学習することを目的としているならお薦めできる一冊になります。
Memory~青春の光~1999.4.18 [DVD]
言うなればモーニング娘。とは長い大河ドラマのよう。
そんなドラマの序盤部分を象徴する出来事と言えばやはり、
福田明日香というひとりの少女の脱退劇でしょう。
ルーティン的恒例行事とは違う、「事件」としての…!
しかも歴代メンバーの中でも未だに、最も安定した歌唱力をもつ存在として語られるコトも割りとあるそんなキーパーソンの脱退な訳で。。
そんなセンセーショナルな「青春」の1頁をこうして映像で残せた事実は、ファンにとっても彼女らにとっても素敵なコト!
ASAYANを通して当時すでに大展開に大展開を重ねてきた彼女たち。
TV番組という部分で、勿論ビジネス的な匂いは多少はあるでしょうが、
その隙間に感じさせる偽りのない本物の“青春”の輝き!
それだけは間違いなく本物で、少なくとも明日香との別れを思ってメンバーが流す涙だけは間違いないリアル。
この本物の青春の瞬間に、DVDを通してであっても立ち会えたコトはミラクル。
これはほんとに見てほしい。
アイドルファンは勿論だケド、たとえば高校野球をみて球児たちのその直向きさにホロリときちゃうような心あるひとなんかにも!
さて明日香卒業を切り離しては考えられないけれども
無理矢理切り離し、ライヴとして評価してもこれはなかなかのレベル!
やはり、生演奏でしょう♪こうでなくちゃ!
また初期の名曲たちもぎっしり。いい曲多いなぁ〜やっぱり。ハーモニーも健気で可愛いくそして美しい。
またオーディエンスの煽りもなかなか巧い。
勿論、第一期タンポポ&演歌時代中澤ソロなどをはじめもはやこのメンバーで&ライヴで今後2度と聴くコトは不可能!な楽曲群というのも注目。
それはほんとに切な過ぎる。
だからこそこの作品に詰め込まれた奇跡が有り難い!
モーニング娘。の歴史の中だけで言ってもほんの1ページ程度でしかないかも知れない1日。。
しかし他のなんの期間よりも意味のある濃い瞬間がここに!
当然、後藤真希もいない。辻加護もいないし、チャーミーもミキティもいるわけない、きらりちゃんなんてもっての他!
彼女たちをアイドルと呼ばせる要素は何1つない、そんな冴えない時期の話なのかも知れないけれども
それでもこの日の8人が涙を堪え健気に懸命に、そして最高に美しくパフォーマンスする姿は、最高にキラキラしている。
このキラキラこそがアイドルであり、
このキラキラこそが青春である。
ザ・ビデオ ミニモニ。テレフォン!リンリンリン [VHS]
1st同様、子供から大人まで楽しめる映像と曲で
振り付けも真似をしたくなります(みんなで踊ろう
編で練習が出来るようになっています)
カップリングのバスガイドもほのぼのとしていて
和みますよ。
事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位 (有斐閣アルマ)
前著「<競争優位>のシステム」では,刺激的な議論でありながら紙幅の制約で内容の深みに物足りなさを感じていた。しかし今回でそんな欲求不満が見事に払拭された。多面的に事業システムの分析を試みている点に斬新さを感じたが,それもPorterをはじめ,Besanko他の『戦略の経済学』,Barneyの『企業戦略論』などをしっかり踏まえた骨太の議論になっている。「諸理論を串刺しにして,事業の仕組みづくりの視点から再構築」(本書はしがき)するという意欲的な試みは成功しているといえる。
また,本書全体を通してちりばめられた豊富な事例の数々が,本書の内容をより実感できるものにしている。そのため,実務家にとっても競争優位のための「事業システム」をどう構築していくか,を考える重要なヒントを与えてくれるだろう。何よりも,これだけの内容のもつ本が廉価な普及版で気軽に買えるのがうれしい。 欲を言えばBertalanffyを祖とし,今ではすっかり日本語として定着している「システム」という言葉の概念整理も若干必要だったかもしれない。
ともかく,日本人研究者によるオリジナルティあふれる戦略論のテキストがまたひとつ現れたのは喜ばしいことである。
ドビュッシー:ピアノ作品全集
ピアニストにも得手、不得手がある。いい音楽に出会いたければまずその演奏者を知ることが大事だろう。ベロフはドビュッシーの作品を楽譜に忠実に、そしてとても楽しく聞かせてくれる。ミケランジェリがオーケストラのようなカラーを紡ぎだす演奏家で、聞き手に緊張感を要求する演奏家だとすれば、ベロフはピアノ曲としての楽しさ、まるでPOPSやイージーリスニングのようにリラックスして聞ける。決して、いい加減という意味ではなく、ドビュッシーの音楽とはその時代のPOPSだったということだろう。NHKで彼のレッスンを見たことがあるが、作品の作られた時代や、背景などの解説もいれながら教えていた。ドビュッシーの研究家としても一流だ。