HAPPY BIVOUAC
同じようなジャンルの音楽は数多くありますが、ピロウズの曲は歌詞に個性があるように感じます。
舞い上がっている時の浮ついた気持ちを客観的に言葉にしたり、落ち込んでいる時の沈んだ感覚を微妙な言い回しで表現したり…。
カッコイイメロディに合わせてその場限りの気持ちを歌詞にぶつけた曲はたくさんありますが、ピロウズにはそういう投げやりな子供っぽさが感じられないのが不思議でした。
一瞬、何の事を言っているかあやふやに感じる歌詞が、私たちが目をそらしがちな嫌な部分のことを突いていたりするのにもハッとさせられます。
カッコイイんだけど青臭くない。そのクールさが魅力です。