超時空要塞マクロス2036 【PCエンジン】
PC-ENGINE初のマクロス。
当時リリースされた、OVA超時空要塞マクロス2との関連企画の作品です。
主人公は初代に登場したマックスとミリアの娘、コミリアです。
ゲーム内容は横スクロールSTGですが、ボス戦のみ360度回転によるSTGになります。
基本的にステージ毎にファイターやガウォーク(艦内戦等)で進み、
ボス戦ではバトロイドに変形します。(自分の意思で変形は不可)
ステージクリア後は、稼いだ点数に応じて様々な特殊攻撃を選択でき、
戦略の幅が広がります。
登場人物はコミリア以外にもブリタイやカムジンが登場し、
メカもVF-1の改良機であるVF-1改アタックバルキリーや、
グラージの最終量産機であるEXグラージなど初代のファンならニヤリときます。
ただ、コミリアが出ているにもかかわらず、この作品は公式での歴史とかみ合わない為、
パラレルワールド的な扱いとなっています。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか HDリマスター版 [DVD]
私は女なんで、ロボットアニメは、全然興味なかったんですが、この「超時空要塞マクロス」を観て感動しました。
まず、出て来るキャラクターが、かっこいいし、かわいいし…。少女マンガ的だったのに、ひかれましたね。あとリン・ミンメイが歌う「愛・おぼえていますか」は、今聞いてもいい曲!歌詞もいいしね。最終決戦で、この曲が流れながらの戦闘シーンも感動でした。初めてメカロボ?が、かっこいいと思ったのもこのシーンですね。“愛が宇宙を救う”みたいな…。
それと、女の子が大好きな恋もありだったので、よかったです。ミンメイと輝と未沙の三角関係は、みどころアリ!この作品で一番泣けたのは、未沙の気持ちが観てる私に伝わって来て未沙が泣くシーンは、私も一緒に泣いてました。私的には未沙を応援してたんで、最後に輝が未沙を選んだ時は感動で、一番泣きましたね。ミンメイファンが多い中、私は未沙ファンになりました! とゆうことで、女の子も楽しめるアニメなので、まだ観てない人は絶対観てください!何回も観たくなりますよ!!
超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ Hybrid Pack ハイブリッドパック (通常版)
本日到着したのでさっそく視聴しました。
不満な点はレビューを書かれている他の方々と同じですね。
画質の不統一と不要なテロップ追加、音声の微妙な…公開当時から見続けているファンにしか分からないズレ。
無意味な残虐カット(それも一部だけ)修正に、あるべきBGMのカットなど、完全版と呼ぶには少し残念な仕上がりと言わざるを得ません。
ただ一ヶ所、個人的にとても評価できる部分があります。
最後の戦闘シーンで輝がボドルザーのもとへ突撃するところで、美沙の指示のあとにブースターレバーを押し込むカットがあります。
この部分、音声のステレオ化がなされて以来、ずーっと「ガチガチッ」と二段階のSEになっていたのですが、
それが今回、劇場公開版、モノラル音声ビデオ版と同じ「ガチッ」という一段階のものに直っていました。
長年、気になって気になって仕方ないところだったので、ここが修正されているだけでも、私にとっては価値ありです。
大好きな作品だけに気になる部分は多々ありますが、この修正と差し引きで考えると星3つ、というところでしょうか。
超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ Hybrid Pack ハイブリッドパック (初回限定版「30周年アニバーサリーボックス」)
まず映像のリテイク具合について。
冒頭、暗闇からマクロスが姿を現すシーンは
バンダイ版LDで光の点滅が抑え気味にされていたけど
HDリマスター版DVDでは元に戻っていて、今回のBDでもそのまま。
序盤戦闘シーンのマックス機の色パカはHDリマスター版DVD同様に修正されている。
ただ、どうせならその手前のリガードに蹴りを入れるところのスーパーパックが
白いのと補助翼の青いはずの部分が黄色かったのも直してほしかった。
輝たちが捕まってフォッカーが敵艦内に入った時のキャノピーカバーの
色間違いはHDリマスター版DVD同様に修正されている。
ミリアがゼントラーディ兵の頭を踏み潰すカットはスプラッターになる直前に
ボカシ処理が施されている。
地上のマクロスがビームで攻撃される時に足の辺りが透けてしまう部分は
HDリマスター版DVD同様に修正されている。
クライマックスの戦闘シーンでのいわゆる「首チョンパ」はチョンパ直前に
ホワイトアウトさせて見えなくしている。
ボドルザーが崩壊する時に崩壊前の映像が5コマ混入していた部分は
バンダイ版LDではその5コマが取り除かれていたのが
HDリマスター版DVDで元に戻ってしまっていたけどBDでは取り除かれている。
完全版のエンディング部分はフィルムが現存しないためアプコン処理。
フィルムほどの密度はないけど、それでもHDリマスター版DVDより
ずいぶんきれいになっている。
音声面では、BGMは本編用にミックスダウンされたものではなく
サウンドトラックから入れ直している様で、印象が変わっている場面もある。
台詞も口パクとシンクロする様に、あるいは演出的理由から個々に細かくタイミングが
変更されていて、よくも悪くもオリジナル音声とは「間」が変わっている。
ミンメイと輝のデートで男がサインを求めに来る場面ではオリジナルでは
車の音などの環境音が入っていたのが、5.1chでは男の足音が大きく入っている。
輝の説得でミンメイが歌う事を決意する場面ではBGMがなくなった。ここが
台詞とSEのみになった事で「愛・おぼえていますか」がかかる瞬間が引き立ったと思う。
戦闘終了後、ミンメイと未沙が向かい合ってお互いが微笑みを交わす場面では
笑みの声が消されている。
その他にも細かい違いはあるけど、目立つのはこんなところ。
色パカなどの修正は数100ヶ所に及ぶとの事で、さすがに全ての違いを把握するのは難しい。
画質については、HDリマスター版DVD以上に鮮明になった分
アラも目立つ様になったと感じた。きれいなシーンはきれいだけど、
ざらつきが異様に目につくカットも多く、落差が激しい。バンダイのBDは
明るめに調整されている傾向があり、本作も明るすぎて人物の髪の色などに
一部違和感を覚える部分もある。
リテイクに関しては、個人的には悪くなかったと思う。特に首チョンパは
「愛・おぼえていますか」が流れて盛り上がってる時にこれはちょっと、と
思っていた部分でもあったし。もちろん、修正前のオリジナルも収録してほしかったとは
思う。このソフトでは完全版フォーマットと劇場公開フォーマットを選択できるけど、
変わるのは冒頭とエンディングのみでどちらを選んでも本編はリテイク版だ。
映像と違い、音声は「リニアPCM 2ch(ドルビーサラウンド)」を選択すれば
リテイク前の音声で楽しめる。
フォーマットといえば、冒頭の切替ポイントに少々問題がある。
完全版を選択すると冒頭に劇場版本編で説明不足だった部分を補うテロップが出る。
劇場公開版を選択すればもちろん出ずに黒画面のままだけど、そこから
共通部分であるブリタイとエキセドルの会話へ繋がる瞬間、一瞬無音になってしまう。
これについては本編DISCのジャケット裏に「ご了承ください」とことわり書きがあるけど、
もっとシームレスに繋げる事ができたはず。更に、このポイントで処理に問題が起きて
繋がった直後の台詞が数秒途切れてしまう場合がある様だ。プレイヤーによるのだと
思うけど、作りにも何かしら問題があるのではないか。
あと、5.1ch音声は前述の通り曲を入れ直しているけど、映像と曲をシンクロさせるために
微妙に曲を詰めたり間を伸ばしたりしている箇所がある様だ。序盤戦闘シーンの柿崎の
「やったー!」の直前や、クライマックスのミンメイが両手を上げたあとの歌い出しで
音のズレが確認できる。他にもいくつか「おや?」と感じる箇所があった。
ここはもう少し上手にやってほしかった。
以上。ところどころ気になる部分があるのも事実ではあるけど、
きちんと高画質だと感じられる部分もあるし映像特典のドキュメンタリーも楽しめた。
付属のアニメ誌セレクションは150ページもあって読み応えがあるし、
パンフレットやポスター集も懐かしかった。
ただし、リテイク前の映像や絵コンテ、豊富な設定資料などがある
HDリマスター版DVDのメモリアルボックスを手放せないのも事実だ。
そういった部分も補完した決定版のコレクションBOXだとよかったのだけど。