カブのイサキ(5) (アフタヌーンKC)
世界が異常に広くなってしまったところ。芦奈野ひとしさんの前作「ヨコハマ買い出し紀行」のある意味逆をいく、ヒコウキで移動が基本の世界の、日常のはずなんだがある意味不思議な世界が広がっていたりする。それを、意外と淡々とした絵で、実はすごいところへ行っていたりする。今回の5巻は3万7760メートルの富士山の山頂。
…どうやってケーブルカーなんて作ったんだろう、なんてことは抜きで、リアルで不思議な世界を満喫してみてください。
ヨコハマ買い出し紀行ドラマCD(3)
久しぶりに発売されたヨコハマ買い出し紀行。アルファが、ココネが、おじさんが帰ってきました。原作にはないオリジナルストーリー2話も「さすがヨコハマ!」といいたくなる出来。アルファさんの歌う「ブルー・ライト・ヨコハマ」も収録されていてとっても素敵なCDになっています。忙しい毎日に心が疲れている人、癒されたい人にも是非聴いて欲しいCDです。
カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)
なんというかこう、ヨコハマ買い出し紀行よりもさらにスカッとしたお話。
とにかく薄味なストーリー展開?でも、読後のなんとも言えない爽やかさ。
すでに自分のなかではヨコハマを超えているような気がします。
ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC)
止まらない海面上昇。
かつての文化の崩壊。
その世界で、大切な人の帰りを
ずっと待ち続ける女性ロボット。
ロボットであるがゆえ、彼女には決して訪れない「死」・・
どの材料も、並の漫画なら深刻・悲愴感あふれる
味付けをしそうなもの。
それが、全くない。
(ないというよりは、読み手の感じる「行間」に
ゆだねている、という表現が適切かもしれない)
ただひたすら、ゆったり時が流れていく。
驚くような出来事は何も起きない。
ただただ、時は過ぎる中、彼女は
彼女なりの時を過ごし、人々と触れ合っていく。
それが、とても新鮮で、とても心地よい。
ずっと浸っていたい、と思う作品です。
ヨコハマ買い出し紀行 -Quiet Country Cafe-#1 [DVD]
この作品に惹かれた理由は、世界観ですね。少し未来の物語で主人公であるアルファさんを中心に、ゆっくりと時間が流れていき、見ていると、知らないうちに、ヨコハマの世界にいるような気分になれます。バックに流れる音楽も、弦楽器の優しい音色が心にゆっくりと響いてきます。見て終わると、思わず、はあ~、とため息をついてしまう作品ですよ。一見の価値あり!