やんパパ DVD-BOX
始めは、優作に対して桜子、薫子、淳之介らは優作を父親とは思わない様子だったが、優作の子供たちへの強い思いにだんだん気付き優作のことを最終的には父親と思うようになる家族愛・・・?のようなドラマ!
パパ・ユーアクレイジー (新潮文庫)
初めて読んだ高校生の頃はその簡潔で爽やかな小説世界に魅了されていた。
今、父親としての立場で読み返してみると、その父と子の距離感に魅了される。
お互いにリスペクトしあい、時に父と子として、時に人生の先輩と後輩として、またある時には一対一の人間として対峙している。親密、それでいてドライな距離感。非常に魅力的な父子関係だと思う。もちろんそこに深い愛が必要なことはいうまでもないが。
人称代名詞の訳し方があまりにも忠実なため、読みづらい感は否定できないが、あとがきで伊丹十三が記しているように、それが英語と日本語の大きな違いをあらわしてるという意味では、これで良かったのかなと思う。